盆休みの半分は水滸伝を読んでいた。図書館で借りられる一番最新刊の17巻を読破。まだまだ続きそうなシリーズなので楽しみだ。
元々、水滸伝は仙人などが登場する伝奇小説だが、「北方水滸伝」にはそういった要素がまったく無い。登場人物のリーダーは兵站を重視し、戦略・戦術的な思考をする。
梁山泊を単なる反乱とせず、革命軍として描いている。また、敵方である宋の情報機関との情報戦など、現代の視点を加えて面白い戦記物になっている。
俺が面白いと思う箇所が、中国物好きな人から批判されている要因なんだけど。
個人的な趣味のブログです。2001年にYahoo!ジオシティーズで作ったサイトを元にしております。2004年からgooブログに移行しました。今回、レンタルサーバーを契約し、ワードプレスでブログを作成し、引っ越しました。
投稿日:2006年8月23日 更新日:
盆休みの半分は水滸伝を読んでいた。図書館で借りられる一番最新刊の17巻を読破。まだまだ続きそうなシリーズなので楽しみだ。
元々、水滸伝は仙人などが登場する伝奇小説だが、「北方水滸伝」にはそういった要素がまったく無い。登場人物のリーダーは兵站を重視し、戦略・戦術的な思考をする。
梁山泊を単なる反乱とせず、革命軍として描いている。また、敵方である宋の情報機関との情報戦など、現代の視点を加えて面白い戦記物になっている。
俺が面白いと思う箇所が、中国物好きな人から批判されている要因なんだけど。
執筆者:kirisen
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