桐生仙人友の会

個人的な趣味のブログです。2001年にYahoo!ジオシティーズで作ったサイトを元にしております。2004年からgooブログに移行しました。今回、レンタルサーバーを契約し、ワードプレスでブログを作成し、引っ越しました。

小説・エッセイ

皇帝ナポレオン 下/藤本ひとみ

投稿日:2005年7月15日 更新日:

 ストーリー的には面白いし、良い小説だった。「ナポレオンの光と影の部分」と「フランス革命後のフランスの事情」も興味深かったし。
 残念だった点は、上巻と比べて戦争場面が多いのであるが、物語を説明するために書いているような感じ。上巻の戦争場面に比べて雑と感じた。ただ、最後のナポレオンの戦争場面は生き生きとしており、登場人物達に感情移入が出来た。主人公がナポレオンの従軍記者として、戦場にいたということが良かったのだろう。
 やはり、戦争場面を描くのは難しいんだろう。主人公が戦争の当事者で一人称で表現すれば、分かりやすいし、感情移入もしやすいのであろうが。
 下巻は現在進行形の戦争場面と、過去の戦争場面が交互に出てくるので、分かりずらかった。時系列が違う内容が細切れのように出てきて、混乱するので過去の戦争場面は端折ってしまった。

-小説・エッセイ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

三国志1~5/北方謙三

三国志は一時期ハマッていたこともあり、ストーリーもだいたい覚えている。それでも、面白く感じるかな?と思いながら、読む。 武将の性格設定が完全にオリジナルで、とても面白い。史実とは別物として楽しめば良い …

no image

婆娑羅太平記 3 関東調伏/黒須紀一郎

文観の捕縛が切欠になり、後醍醐天皇の討幕計画が開始。歴史上の「元弘の乱」を中心に描いている。 文観ら山の民の第三者的な、視点から描いているのが面白い。

no image

青山一髪 孫文起つ 上・下/陳舜臣

 面白かった、特に上巻が。教科書でしか知らなかった、清末期の激動の時代を生き生きと描いている。孫文と日本人の友人達との関りなど、面白いエピソードも多い。 もし、日本が民間レベルだけで無く、国家レベルで …

no image

勝海舟 私に帰せず 上・下/津本陽

勝海舟の生涯を描いた小説。勝海舟の若い頃の苦学や幕末の活躍は知っていたが、江戸城明け渡し後の明治政府との関わりや西郷隆盛との交際など、興味深いエピソードが多く、楽しく読めた。ただ、エンターテイメントと …

no image

ラインの虜囚/田中芳樹

 ん~。半分位まで読んだけど、断念。まあ、少年・少女向けの作品だから仕方ないのかもしれないが、物語に深みが無い。なんか、ジブリのアニメ作品みたいな小説。キャラクターもちょっと、浅い。感情移入出来ない。